函館定期メンテナンスを電気自動車で! 【北海道 株式会社クレセント】
2023/02/16
最近、周りの知り合いやお客様から『実際、仕事で使うのに移動距離長い場合って電気自動車どうなの?』『自宅での充電にどのくらい時間掛かるの?』のような事を聞かれる事が多くなったので、少しだけ紹介します。
もちろんこれは北海道札幌市在住の一個人の使用方法によるものなので、あくまでも参考程度にしてください。
さて、今回は毎月行っている函館湯の川温泉での定期メンテナスを兼ねて、どの程度のものなのかを調べてきました。
もちろん目的は、定期メンテナンスですのでキッチリと写真のような仕事をしてきました。
電気自動車やアリアの事ではなく、仕事の事が知りたい!って方はメインページのこちらで【会社概要】や【施工比較写真】・【実績表】などが見れますので寄ってみてください。
もちろん、こんな仕事ならやってみたいと言う方からのご連絡もお待ちしております。
まず、自宅から目的地である湯の川温泉までは約275kmあります。
自宅 〜 雁来IC 〜 余市IC 〜 仁木 〜 岩内 〜 黒松内 〜 長万部 〜 七飯 〜 函館新道 〜 函館空港 〜 湯の川
通る道路により距離は変わりますが、雁来IC付近に家がある為にガソリン車に乗っている時から変わらずこの距離とこのルートです。
結論から言いますと、自宅を100%で出発して、湯の川に到着したところでのバッテリー残量は22%でした。
さて、ではどの電気自動車でも札幌〜湯の川間は無充電で行けるのかというともちろんそんな事はないです。
私の所有しているのは、90kwのバッテリーを積んでいるのでこのような結果で到着できていますが、これよりも小さいバッテリーや電費の低い車の場合は途中での充電が必要になると思います。
ここで写真を見た方は『あれ?』となりますよね。
そうです写真左側の【4.6km/kWh】は電費です。ガソリン車で言う燃費です。
100%から出発して22%残っていると言うことは78%を使用して到着したことになります。ガソリン車ですとガソリンゲージの1/4を少し下回ったあたりですね。
90kwの78%は70.2kwの為に、電費が4.6km/kWhであるなら走行距離は約323kmになります。計算合いませんよね?誤差にしても大きすぎます。
電気自動車を取り上げている有名なYouTuberさんによると、アリアの場合90kwであってもバッテリー保護などの為に実際に使用できるのは82kw前後らしいです。これなら若干の誤差として計算が合います。
と、なると仮に100%〜0%ギリギリまで走行した場合、走れる距離は約377kmとなります。
どうですか?
これだけ走行できれば自宅充電が可能な環境であるなら、広い北海道でも不安なく活用できるのではないでしょうか?
実際に今回のルートで掛かった時間はガソリン車に乗っている時と変わりありません。まぁ、途中充電で時間を取られていないので当然なのですが。
また、電気自動車の電費には外気温も影響が大きと言われます。写真では湯の川到着時で-2℃となっていますが、道中は概ね-8℃程度な事を考慮すると、夏場になると更に走行距離が伸びるのではないかと思われます。
ディーラーは、冬は30%〜40%は電費悪化していると言うので、それを信じて夏が30%UPだと約6.0km/kwhの電費になり100%〜0%で約490km走行できる事になります。
実際どうなのかは、これからのお楽しみです。
これを見て、『電気自動車はまだまだ』と『意外と使えるんじゃない?』のどちらの意見が多いのでしょうか?
そうそう、電費が外気温に影響されるように車内の暖房温度にも影響されます。
今回は、一貫して21.5℃のオートエアコン、ハンドルヒーターもオート、シートヒーター(運転席、助手席とも)もオート、デフロスターもリアデフォッガーと連動でオートと、エアコン関係は全てオートモードで走行しています。
一人での移動だったのですが、シートヒーターの助手席側は切るのを忘れていたのでずっとオートのままでした。
これを見てもしかしたら『電費稼ぐために21.5℃にしてるんじゃない?』『外気温が-8℃程度でその車内温度は寒すぎるだろ』と思われた方もいるかもしれませんが、驚くほど暖かいです。
これは正直、私自身も驚いたのですが【遮音性が高いガラスやボディー = 断熱性能が高い】からではないのでしょうか?
今回は満充電で、どの程度の距離を走れるのかを測ってみました。
次回は、『では自宅で満充電にするのにどのくらいの時間がかかるのか?』について、実体験で書いていきます。