電気自動車の自宅充電 【北海道 株式会社クレセント】
2023/02/25
さて、今回は前回に続き、『自宅充電ってどれっくらいの時間掛かるの?』について。
今は多くの電気自動車が購入できるようになってきましたが、国産のものは自宅で充電する場合は3kwか6kwになります。国産以外は8kwやそれよりも大きかったりするらしいですけども。
この3kwと6kwの事を【普通充電器】と呼んでいます。
我が家は3kwなので、3kwだとどのくらいの時間が掛かるかを説明しますが、6kwの場合は単純に半分の時間でOKだと思ってもらっていいです。
細かな検証ではないので、充電ロスやその他の要因はないものとします。
前回のブログで湯の川に到着で22%残っていたので、仮に湯の川を100%で出発して札幌到着で20%残っていたとします。(面倒いので2%は省きます)
この場合、100%までの必要充電量は65.6kwとなります。これは前回での説明の通り、アリアB9は90kwバッテリーですが実際使用可能容量は約82kw前後だからです。
ここまでの計算が出来ればあとは簡単です。3kwと言うことは1時間で3kw充電できると言う事なので、65.6kwを充電するのに必要な時間は約22時間程度となります。
単純にこの時間を見てしまうと、毎日22時間の充電が必要なら実用性無理じゃない?と思ってしまうかもしれませんが、毎日300kmの走行をする訳ではないと思います。
仮に18時に帰宅して充電を始めます。翌朝7時に出勤の場合、13時間の充電をする事ができ、この場合の充電量は39kwとなります。残りが20%だと16.4kw残っていた事になるので翌朝には55.4kwの充電がある事になります。これに平均電費の4.6km/kwhを掛けると約254kmの走行が可能となります。(電費4.6km/kwhの根拠は前回ブログを見てください)
そうです、使い方によっては必ずしも毎朝100%である必要はないのです。
前回は函館湯の川の例を挙げましたが、私どもが顧客様の所へ作業をしに行く平均の往復距離は240km前後です。片道ですと120km前後になるのですが、よくこの距離を話すると『よく120km走った直後から仕事するね』や『作業したあと、また120km走ってるの?』『日帰りなの?』『運転している時間の方が長いんじゃない?』などと聞かれることが多いように、大抵の場合は現場に行くために毎日100km以上の運転をする事はないと言う事です。
そう考えて上での計算に当てはめると、十分ではないでしょうか?
しかもこれは我が家の3kwの場合でのお話です。もし6kw充電器の設置が可能な場合は、同じ充電時間で倍の充電量(13時間の充電で78kw)か半分の時間で同じ充電量(7.5時間で39kw)が可能になります。
こうなるともう、先ほどは『毎朝100%である必要はない』と言い切りましたが、毎朝100%にする事が可能になり、気持ち的にも余裕ができるので安心して活用する事ができます。
どうでしょうか?自宅充電のことが少しわかったでしょうか?
正直私自身も、自分の妻やお隣の旦那さんから『何時間で100%になるの?』と聞かれ、ここでの説明と同じ事を言ったのですが初めは『えっ?20時間以上もかかるの?ダメじゃない??』との反応でしたが、順を追って説明をすると『だったら使えるかもね』に変わっってきます。
ここまでの説明でおそらく次は『でも毎日充電したら、電気代高くない?』となるでしょうから次回は、今回と同じ条件での電気代を説明してみます。
もちろん仕事の内容も説明しながら、余談として電気自動車のお話をしていきます。
『どんな仕事の会社なの?』を思った方がいましたらメインページのこちらで確認してみてください。
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